シリーズを合計22年愛用しており中国メーカと描き心地の比較
■ ペンタブ=ワコムはもう古い
ワコムは消耗品が高い
16年前に3万円で購入した名機「WACOM intuos3 PTZ630」を愛用していますが、燃費が悪く” 鉛筆の描き心地 ”を再現する為には「オーバーレイシート(PSH-A291)」と「フェルト芯(FUZ-A121) 」を用意する必要があり、逆に無いと使い物になりません。「シート」は1枚1,575円で現在入手不可能。半年程度でツルツルになります。「フェルト芯 」は5本入りが実売800円で、1~2週間使うと先端がボサボサになり寿命の短い消耗品です。
筆圧感度8192が6千円以下、消耗品も安い
Windows2000時代に購入した「PTZ630」は驚くほど頑丈で、Windows10に非対応なのにも関わらずWindows7のドライバを入れ強引に使っています。昔は「WACOM」の独占でしたが、今は中国メーカから多数の” 8192レベルの筆圧感度 ”を持った高性能ペンタブが6千円程度で出回っています。ちなみに当時3万円した「WACOM intuos3 PTZ630」の筆圧機能は” 1024 ”と8倍の性能差があります。
中国メーカに買い換えを意識したのは” 替え芯の価格 ”ですね。素人の私でも2週間に1本使う「フェルト芯 」はプリンタのインク同様にぼったくり価格。中国メーカは2倍~10倍安く購入出来ます。問題はいつまで販売してくれるか…ですね。「WACOM」は16年前の「フェルト芯 」を未だ販売してくれていますので。
最初購入しようと2年間Amazonのリストに入れていたのが、「WACOM」の描き心地に近いと評判の「HUION H610PROV2 」(5千円弱)。いざ購入しようとしたところ「XP-Pen Deco01 V2 」が” ベストセラー1位 ”となっているのが目に付き、調べると「HUION」より描き心地がアナログに近いとの事。
※ XP-Penはカリフォルニア州設立ですが中国資本の企業か?
※ 中国業者のステマレビューは癖があり分かり易いので除外し読んでいます
V2はフルセットなのでお得
無印の方が数百円安いですが、2千円の保護シートが付いてこないので別途購入が必要となり、新型の「V2 」の方が安いですね。両方ともpixivのプレミア3ヶ月と7千円弱のペイントソフトが付いてきますので、本体は只同然です。
毎日「5%引きクーポン」が出ており他の商品との兼ね合いで1週間待ったところクーポンが消え愕然。次のクーポンまで待とうとした翌日にタイムセール開始。大量に使用すると想定していた「替え芯 」もセット購入。
タイムセール30台限定
6,200円 → 5,270円(15%引)→ 5,007円(キャッシュレス5%引き)
替芯
1,000円 → 800円(セット割引20%)→ 760円(キャッシュレス5%引き)
■ XP-Pen Deco01 V2
新型コロナウイルスで皆さん外出自粛しネットショップを活用
宅配が混雑してると聞きましたが2日後に届きました
低価格とは思えない丁寧に詰まった化粧箱。家電量販店に並んだら売れるだろうに…色々大人の事情があるんだろうな。有名ブランドから圧力や高い商品の方が利益還元率高いので嫌がる等。調べると「TSUKUMO」では取り扱ってます。
※ 学生時代に秋葉のラジオ会館で店主からpioneerからの圧力を聞かされたので
サポート無しかと思いましたが、日本語のサポートもある様子。後日、特典の申し込みと質問を送りましたが、親切丁寧で日本の見下したようなサポートと全然違いました。
付属品一覧です。有料ソフト「openCanvas7 」とpixivのシリアルの紙を探すも無く
Amazonを見ると公式サイトに登録し申請との事。
替え芯は思わぬ場所に隠されている
替え芯が見当たらず箱の中を探すもありません。見間違えかも知れませんので、Amazonを開き付属品一覧を確認後、サポートに連絡しようとするもペン立ての中に8本入ってると記載あり。裏側の四角い蓋を回すのが意外と難しい。右はセット割引で購入した「替え芯 」。10本1,000円でお手頃価格と思っていたのは「HUION 」の方で、50本入りで驚き。1本20円と激安です。
「WACOM」の「フェルト芯 」は柔らかく、本当の鉛筆のように磨り減って行きますが、こちらは硬くプラスチックのような材質なので、付属の8本で10年戦えそうです。
セッティング完了
価格上乗せでペンはもう1本付属で欲しかったところ。ペン本体が劣化するので2本交互に使うのが良いんですよね。「PTZ630」では硬い芯と柔らかい芯を付け、場面によってペンを使い分けてました。
自作PCのケースは左側にアクリル板が付いており中が見えますので、右側にPC本体を置くのがスタンダードだと思われますが、USBが短くギリギリですね。2箇所穴を作り左右選べるようにして欲しかった所。根元から取り外し可能なので「PTZ630」のように断線を怖がる必要が無いのは利点。
※ ドライバ導入前でPCには未接続となりコードは緩んでます
WACOM intuos3 PTZ630 と P-Pen Deco01 V2 の大きさ比較
「WACOM intuos3 PTZ630」より薄くコンパクトだが、作業範囲は広い
■ ドライバ・アプリに不具合多発
公式サイトに会員登録し最新のドライバをダウンロードしました
ペンタブ、液タブ、板タブ | XP-PEN公式サイト
https://www.xp-pen.jp/
公式ドライバのPenTablet
「XP-Pen Deco01 V2 」のドライバと同時に入る管理ソフト「PenTablet」のデフォルト設定
何故か「WACOM」や「Windows Ink」の設定が初期化されたもよう
” 安定していた WACOM intuos3 PTZ630 も不具合多発 ”するようになり悲惨です
読込で線が欠ける
作業が重く「○」を何十回描いても最初に読込が入り「C」になります。” 最初の数ミリがラグで描けません ”。メモリを増設し32GBにしたばかりなので、メモリチェックしましたが問題無し。
気になったのが” 波紋のようなエフェクト ”が出るようになった事。
ペンタブの管理ソフトやペイントソフト、Windowsの設定を探すと
「スタートメニュー」右クリック → 「設定」 → 「デバイス」 → 「ペンとWindows Ink」
内にある「視覚効果を表示する」にチェックが入っているのが原因のようです。
操作に違和感
ショートカットで「スポイトツール」を使用すると、カラーリングが表示されず押したキー「Alt」と表示されるようになり、抽出した色がが分からず処理も若干重い。
公式管理ソフトの「PenTablet」内にある「Windows Ink」を外すと治りました。
操作範囲に違和感があり一部届きません。作業エリアを「フルエリア」から「縦横比」にしたら治りました。これは当方の三菱23inchモニタと、16年使用していた「WACOM intuos3 PTZ630」の縦横比率から変わった影響かも知れません。
キーボードでのショートカットを愛用しており、タブレットの「エクスプレスキー」は誤動作し嫌いなので全て「無効」にしてあります。右手でペン、左手でキーボード操作してますので、どうしても左手が「エクスプレスキー」に触れ突然拡大などするんですよね。
ドライバ破損
数日間普通に使用し描き心地に感動してましたが、突然” 筆圧が反応しない ”不具合が出ました。ペンタブ定番の不具合で、大体以下で治ります。
- ペイントソフトの再起動
- PCの再起動
- ペンタブのUSB抜き差し(設定が初期化されるので注意)
ペンタブとマウスの座標が別になる
設定や手慣らしが終わり「クリスタ 」で絵を描き始めましたが、” ショートカットキーを使うとカーソルが3cm以上ズレます 。「PenTablet」、「ペンとWindows Ink」を探しても見付からず。「クリスタ 」の環境設定「タブレット」内にある「タブレット上の操作エリア」を「モニタの縦横比を保持して操作する」から「タブレット全体で操作する」に変えたところ治りました。
「XP-Pen 」のドライバ「PenTablet」を入れたからか、タイミング悪くWindows10の更新があったからか、ペイントソフトやペンタブの” 設定が初期化 ”されたようです。
■ 特典を貰う
合計8,350円の特典で3,350円分プラスになる
ペイントソフト「openCanvas7 」とpixiv3ヶ月分のプレミアが貰えます。
「openCanvas7 」はAmazonで31%引きで6,700円
pixivは1,650円と合計8,350円と
5,007円で購入した「XP-Pen Deco01 V2 」の元が取れます
特典の貰い方は若干複雑
公式サイトに会員登録しログインすると右側にメールのアイコンが出ます。申請のフォームがある訳では無く、クリックするとメールアドレスが表示されるので、コピペし自分のメールクライアントで送るというアナログ。ソフトを貰う為のテンプレートはAmazonに掲載されているので、そちらからもコピペしなければならず二度手間。
Wordが必需
メールの添付が「(openCanvas7).docx」と「(pixiv).doc」なのでWordが必需となり、未所持なのでフリーの「LibreOffice」を入れました。評判など調べてませんが、ソフトにスパイウェアが混入して無く添付ファイルが開ければ十分なので。
最初にアカウントを作りログインしてソフトをダウンロード、貰ったシリアルを入力するタイプかと勘違い。アカウント作成後に添付ファイルを読み返すと「ID(メールアドレス)」と「パスワード」が指定してあり
” 指定アカウントでログインしダウンロードしてからシリアルを入力する ”
との事で2アカウントになってしまいました。
アカウント削除がメール申請でしかできず不便。退会させたくない出会い系サイトかと。申請後1日で削除され対応が早く助かりました。
openCanvas7
Twitterで使用者の感想を見ると作業手順が保存されGIFアニメで書き出せるのが評判のようです。やっと「クリスタ 」に慣れた所なので、新たに操作を覚えるのが厳しく予備です。先に「openCanvas7 」を使ってれば愛用しましたが、「クリスタ 」も素材がクラウドで不安定なので。
※ クリスタはアカウント凍結やサービス終了で購入素材が使えなくなる恐れあり
pixivは再投稿がプレミア限定
pixivは無料アカウントだと再投稿出来ず。修正したイラストが10枚貯まったら月額550円払い一気に再投稿する予定でしたのでとても嬉しい。再投稿1枚100ptなどの方が理想なんですけどね。あと1枚描き直したら契約します。
■ XP-Pen Deco01 V2 レビュー
「WACOM intuos3 PTZ630」より鉛筆に近い描き心地で感動しました。16年前に3万円したペンタブを勿体ないと使い続けていたのがバカバカしいですね。これで5千円は安すぎます。
8倍の” 8192レベルの筆圧感度 ”となりましたので、強弱が付くようになり筆やGペンの再現がリアルです。16年間機械的な線に慣れてしまいアナログの線は難しい。1枚描き上げれば慣れるでしょう。
そこで” 描き心地の維持 ”について問い合わせてみました
当方は今まで「WACOM intuos3 PTZ630」を使用しておりましたが、 鉛筆の描き心地を再現するためには 1ヶ月に1回程度「オーバーレイシート」と「フェルト芯」を交換しなければならず 「Deco01 V2」も紙に鉛筆で描くような描き心地を再現していますので、 定期的な「保護フィルム」か「芯」の交換が必要なのかと言う質問です 現在は全く問題ありませんが、 定期的に描き心地が落ちる場合は 予備を買っておかなければなりませんので 弊社製品のペン先(替え芯)について、鉛筆と同じくご使用頻度により 替え芯が短くなり、交換する必要があります。(鉛筆の方が削りますね。) 「保護フィルム」の方は製品本体の表を保護するためにあるもので、 もし使用してフィルムが壊れるほど傷など多くなると、 交換するのが製品本体にとっていいだと思っております。 |
保護シートは保護目的で描き心地に左右しない。「替え芯 」は磨り減ったら交換との事ですが、硬いので全く減っていきません。それで1本20円と利益上げられてるのか心配になります。
WACOM intuos3 PTZ630 以上の描き心地
描き心地 | ★★★★★ | 価格 | ★★★★★ | 維持費 | ★★★★★ | 耐久性 | 不明 |
当時3万円の「WACOM intuos3 PTZ630」以上の描き心地なのに1/5の価格で購入可能。毎月千円程度の維持費も無し。学生や入門用に最適です。22年間「intuos」シリーズを使用してますが乗り換えました。問題は本体寿命と消耗品の販売年月ですが、壊れたら買い換えても気にならない価格です。
利点
- 6千円弱で3万円のPTZ630以上の鉛筆に近い描き心地を再現
- 低価格で筆圧感度8192を再現(PTZ630は1024)
- 薄く小型なのに作業範囲が広い
- 描き心地を維持するために高頻度の消耗品買い換えが無い
- PTZ630は1本200円の芯と1,500円のシートを高頻度で交換
- XP-Penは滅多に減らない替え芯が1本20円
- 保護シートは本体防御のためで描き心地には影響無い
- USBが取り外し可能で断線が怖くない
- pixivプレミア3ヶ月(1,650円)とペイントソフト(6,700円)で実質無料
- ドライバが安定せずWindowsやペイントソフトの連動が弱い
- USBコードが短い
- 本体寿命や消耗品の入手に不安が残る
室外機のカバーが強風で飛んでしまったので、ハーブティーを乗せたお盆をペンタブレットの上に置きカバーを結わいている間に「保護シート 」が溶けていました。低温でも変形し冷えても戻らないので注意。左下(当方右利きで使わないエリア)なので影響無いですが、新品なので悔しくAmazonで取り寄せようと価格を調べると2千円で高いなと思うも、レビュー読むと2枚組なんですね。何故タイトルや詳細にお得な情報「2枚組」と書かないんだろう?
お盆越しにハーブティーの器の形に盛り上がった「保護シート 」
(記載:2020年4月2日)